金魚カタログ

和金(ワキン)
和金(ワキン)
●品種名 和金
●読み方  ワキン
●出現年代 不明(大昔)
●作出国 中国
●作出者
●歴史・過程 中国の晋の時代(西暦265〜419年)。フナの突然変異である赤いフナ(緋鮒)が発見され、そのヒブナが全ての金魚の祖先となる。その後、ヒブナの持つフナ尾から、三つ尾や四つ尾のいわゆる開き尾を持つ個体が突然変異で現れる。それが和金。
日本には室町時代中期の文亀二年(1502年)、大阪の堺に和金が伝来したとされている。現在ある金魚の品種は全て和金から派生した品種で、「和金」は全ての金魚の原点種。
何故中国から来たのに和金と呼ばれるのか?それは、江戸時代中期に琉金などの新しい品種が出回りだしたので、それらと区別するため古くから日本にいた金魚として「和金」と名付けたため。
●特徴 金魚の中でフナに最も近く、同様の形をしている。動きが俊敏で生命力も抜群に強い。フナ尾以外に、三つ尾、四つ尾のタイプがある。
観賞上、価値が高いとされているのは、美しい紅白(更紗)の体色を持つ三つ尾の固体。
●入手難易度 【容易】
金魚すくいの定番品種。ホームセンターほか、どこでも入手可能。
●飼育難易度 【容易】
金魚の品種の中で最も丈夫な品種。他の品種と比較すると驚異的とも言える。10年以上にわたり長生きし、体長も30cmを超える。初心者にはもってこい。
●画像の固体 更紗(紅白)模様が非常に美しい、素晴らしい四つ尾和金。三つ尾、四つ尾の和金は、フナ尾のすくい金魚やホームセンターなどで売られている小赤、姉金とは区別される。
●その他 金魚の長寿記録は45歳!「Goldie」と名付けられたイギリスの金魚。この「Goldie」も和金型だった。


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