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九州金魚の一大産地 熊本県「長洲町」レポート

九州の金魚一大産地、熊本県玉名郡長洲町。日本の金魚の三大産地といえば、東京の江戸川、愛知の弥富、奈良の大和郡山が有名ですが、熊本の長洲町もそれらの地に負けず劣らずの金魚の一大産地なのです。ここでは知る人ぞ知る熊本県玉名郡長洲町をレポートします。

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JR長洲駅。田舎の素朴な駅舎で風情がありました!駅構内には琉金の「リュウちゃん」、らんちゅうの「ランちゃん」なる安易すぎるネーミング、かつ不気味すぎる(笑)大きな金魚みこしが・・・(金魚みこしは長洲町の夏祭りで使用されるもの)。長洲町は江戸時代細川藩の頃には金魚の飼育が行われていたといい、明治時代初期に本格的な金魚の養殖を始めたという長い歴史のある町。


   
日本全国唯一の金魚専門水族館「金魚の館」。定番の品種から珍しい品種まで様々な金魚の品種を一度に見ることが出来ます。さすが、長洲町(ちなみに町花は「金魚草」ということ。徹底的に金魚です)!全国大会出場をかけて競われる「九州金魚すくい選手権大会」も毎年5月ここの広場で開催される。広場前には金魚すくいも出されていました。金魚すくいというと「ワキン」がお馴染みですが、こちらの方では「琉金」が一般的とのこと。


 
  
長洲と言えば「ジャンボシシガシラ」!金魚の館の目玉です!大正末期に福岡県柳川市からシシガシラを購入し、原種との交配を繰り返し行い、昭和のはじめ作り出されたとのこと。それにしても、デカイ・・・。迫力満点です!


金魚の館内部の様子。何本もの柱に埋め込まれた水槽の中に多様な品種の金魚が泳いでいます。

 
  
   
   
金魚の館にいた多様な種類の金魚たち!上段左から和金、桜琉金、ミューズ。中段左から、浜錦、地金、花房、頂点眼、下段左から、水泡眼、土佐金、玉サバ、江戸錦。他にもランチュウ、桜錦、オランダ獅子頭、出目金などたくさんの金魚たちが!


金魚の館にもあった「金魚みこし」。他にも琉金や出目金の金魚みこしもありました!


  
  
長洲には大小20軒以上の養魚場がある。そのなかでも最も古い歴史を持つ長洲金魚の草分け的養魚場「松井一也養魚場」を訪問(4代目とのことです)。恐ろしく広い敷地内にある無数の池にはすくい金魚を中心に大量の金魚が飼育されていました。中段の方が松井一也氏。とても男前!、かつ温厚な方でした。松井さんは深見さん(桜錦作出者)の自宅に何度も行かれた事があり、古くから親交が深いとのことです。


特大「ジャンボ獅子頭」を生産されている村木養魚場にも行ってきました!別ページで詳細にレポートしています。
村木養魚場レポートへ



今回の長洲への旅は、宮崎から日帰りの強行日程。車での往復所要時間なんと6時間強。疲れました〜。しかし、本場の「ジャンボ獅子頭」を目の当たりにできて大満足!!大きさはもちろん、形の美しさにも圧倒されました!!これからも長洲金魚のますますの発展を期待したいと思います。




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